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 6-(3).古事記とギリシャ神話の類似点一覧


 ○古事記とギリシャ神話の類似する話をまとめた一覧です。
 ○「なんとなく似ている」程度のものも含めています。


古 事 記 ギリシャ神話 備考
記載個所 内容
別天つ神
神世七代
伊邪那岐・伊邪那美 1.国土の修理固成
伊邪那岐・伊邪那美 2.二神の結婚  女性の伊邪那美命が先に声をかけたため婚姻に失敗し、水蛭子と淡島が生まれる。水蛭子は葦船に入れて流される。  ゼウスが頭からアテナを生んだのを見たヘラが、妻である自分を差し置いて一人で子を生んだと怒り、自分も一人でヘパイストスを生む。
 ヘパイストスは醜男で、しかも、生まれつき足が曲がっていた。
 ヘラは醜い子を生んだことを恥じ、神々から隠そうとして、オリンポスの山頂から海へと投げ捨てる。
 女性主導、もしくは、女性一人で生んだ子が不具の子で、海へ捨てる
 最初の人間の女性、パンドラが中身を見ることを禁じられていた大甕の蓋を開けてしまった為、「苦しみ」、「死の原因となる病気」、その他様々な災いが地上に飛び出す。  最初の人間の女性が罪を犯す
伊邪那岐・伊邪那美 3.大八島国の生成
伊邪那岐・伊邪那美 4.神々の生成
伊邪那岐・伊邪那美 5.火神被殺
伊邪那岐・伊邪那美 6.黄泉の国   死んだ妻の伊邪那美命に会う為、伊邪那岐命は黄泉の国へ行く。
 伊邪那岐命は妻に会ったが、伊邪那美命は既に黄泉の国の釜で煮炊きしたものを食べてしまっていた為、黄泉の神と相談するから待ってくれと言われる。
 妻に「自分の姿を見るな」と言われた伊邪那岐命だが、あまりに長い時間待たされていた為、櫛の歯を一本折って火をつけると、妻は蛆がたかり、体に八柱の雷の神が宿るという変わり果てた姿だった。

 最愛の妻であるエウリュディケを失ったオルペウスは、妻に取り戻す為に死者の国へと行く。
 番犬ケルベロスやアケロン川といった難関をオルフェウスは竪琴をかなで、歌を歌って切り抜ける。
 オルペウスの音楽と歌は、死者の国の王ハデスの心も動かし、妻を地上に連れ戻すことを許される。
 ただし、それは「妻の前を歩き、かつ、地上に帰りつくまで後ろを振り返ってはいけない」という条件つきだった。
 オルペウスは地上へ戻る内に本当に妻が付いて来ているのかと不安に駆られる。そして、ついに後ろを振り返ってしまい、妻は煙のように消えてしまう。
 結局、オルペウスは一人地上に帰る。
 死者の国に死んだ妻を取り戻しに行くが、結局、取り戻すことはできない
 ゼウスは、デメテルとの一人娘のペルセポネを勝手に死者の国の王のハデスに嫁がせる。
 デメテルに娘を返すよう懇願されてゼウスはついに折れ、ヘルメスを死者の国へ遣わす。
 しかし、ペルセポネは既に死者の国の食べ物を食べてしまっていた為、完全に地上に帰ることは出来ず、1年の内の三分の一を冥府で過ごすことになる。
 死者の国の食べ物を食べてしまうと、地上へは完全には戻れない
 妻の姿に恐れおののいた伊邪那岐命は逃げ、黄泉の醜女に追いかけられる。  死者の国から一人帰ってきたオルペウスは、妻を忘れることができずに他の女には目もくれなかった。
 オルペウスに夢中になっていた女たちの愛は憎悪に変わり、大勢でオルペウスに襲い掛かって殺し、死骸を八つ裂きにして川に投げ捨てる。
 死者の国に行った男性が女性たちに酷い目に合わされる。
伊邪那岐・伊邪那美 7..禊祓と神々の化生  伊邪那岐命が左目を洗った時に天照大神が、右目を洗った時に月読命が、鼻を洗った時に須佐之男命がそれぞれ生まれる。  ゼウスは自らが父クロノスを殺したように、自分も子供に殺されるのを恐れて、妊娠したメティスを飲み込む。メティスはゼウスが最初に結婚した相手だった。
 メティスは不死身であった為、ゼウスの腹の中で生き続ける。
 ゼウスは激しい頭痛を感じた為、自らの頭を割ると、メティスから生まれた女神アテナが黄金の武具に身を固めた姿で飛び出す。
 顔、又は、頭から子が生まれる
 ゼウスの子を宿したレアは正妻のヘラに嫉妬され妨害を受けるが、最後に月の女神アルテミスと太陽の神アポロンを生む。  太陽と月の神を生む
伊邪那岐・伊邪那美 8.三貴子の分治  伊邪那岐命は、天照大神に高天の原を、月読命に夜の世界を、須佐之男命に海原を治めるよう言い渡す。  ゼウスは父クロノスに代わって神々の王となり、「天空」を自分が直接統治することに決める。
 そして、「海」の支配はポセイドンに、「地下の死者の国」はハデスに任せる。
 天、海、死者の国(もしくは夜の世界)を分治する
天照大神と須佐之男命 1.須佐之男命の昇天  須佐之男命が挨拶をしに高天の原にやってきたが、天照大神は「国を奪いに来たのだろう」と考え、武装して対峙する。  アテナとポセイドンがアッティカの地を巡って争う。   顔、もしくは頭から生まれた女神と海の統治を任された神との対立
天照大神と須佐之男命 2.天の安の河の誓約  須佐之男命は身の潔白を証明する為、天照大神と誓約(うけい)をし、互いに子を生み合う。
 須佐之男命が勝つが、高天の原の支配権は天照大神のまま。
 アテナとポセイドンは、アッティカの住民の為にどちらがより良い贈り物をすることができるか競い合う。
 最終的にアテナが勝利し、アッティカを手に入れる。
 賭けをして勝敗を決める。
 最終的に女神が支配権を握る。
天照大神と須佐之男命 3.須佐之男命の勝さび
天照大神と須佐之男命 4.天の岩屋戸  天照大神が天の岩屋戸に隠れ高天の原も葦原中国も暗くなる。


---以下、2010.3.1追加---
 天宇受女命が岩屋戸の前で、女性器を見せながら滑稽な踊りをする。
---以上、2010.3.1追加---
 娘のペルセポネが行方不明になって探し回っていた母デメテルは、アッティカのエレシウスという土地の王妃メタネイラに自分の神殿を建てるように命じる。
 神殿が出来上がると、デメテルはそこに閉じこもって、「農業の女神」の職分を果たさなくなり、大地から何も生えなくなった。


---以下、2010.3.1追加---

 娘を誘拐されたデメテルが、ショックのあまり食事を一切とろうとしなかった時、ある女性が自分の性器を露出し滑稽なしぐさをして女神の心をなごませた。
(参考:『図解雑学 ギリシア神話』豊田和二(監修)・ナツメ社)
---以上、2010.3.1追加---
 女神が閉じこもり暗くなる(農作物が育たなくなる)。


以下、2010.3.1追加
 女性が女性器を見せながら滑稽なしぐさをする。
以上、2010.3.1追加
天照大神と須佐之男命 5.五穀の起原
天照大神と須佐之男命 6.須佐之男命の大蛇退治 ---以下、2010.3.24追加---
 出雲に下った須佐之男命は、櫛名田比売が大蛇の生贄にされようとしているのを聞き、助けたら妻にするという条件で八岐大蛇を退治する。
---以上、2010.3.24追加---
---以下、2010.3.24追加---
 カシオペアの王女アンドロメダ姫が海の怪獣に生贄として捧げられているのを見たペルセウスは、助けたら妻にするという約束で怪獣を退治する。
---以上、2010.3.24追加---
以下、2010.3.24追加 
 怪獣の生贄にされる女性。
 怪獣を倒したら妻にもらうという約束で怪獣を退治する。
以上、2010.3.24追加
大国主神 1.稲羽の素兎
大国主神 2.八十神の迫害
大国主神 3.根の国訪問  大国主神は兄たちの迫害を逃れて根の国(死者の国)に行く。
 そこで須佐之男命に様々な難題を出されるが他の助けを得て切り抜ける。

○蛇の部屋で寝させられる。
 → 須勢理毘売命に蛇の領巾(ひれ)を渡される

○ムカデと蜂の部屋に入れられる。
 → 須勢理毘売命に呉公蜂(むかではち)領巾(ひれ)を渡される

○野に矢を取ってくるように言われ、火をつけられる。
 → 鼠が来て、穴に落ちて助かる

○須佐之男命の頭のシラミを取るように言われるが、ムカデがいた。
 → 須勢理毘売命に木の実と赤土を渡される。木の実を食い破って赤土に混ぜて吐き出すと、須佐之男命はムカデを食い破っていると勘違いして感心する。
 プシュケは人々から「美の女神の再来だ」と称賛を受けた為、アプロディテの怒りを買う。
 アプロディテから様々な難題を出されるが、その都度、他の助けを得て切り抜ける。

○「山のように積み上げられたあらゆる種類の穀物を、一粒残らず種類別に、日が暮れるまでに分けよ」と命じられる。
 → 無数のアリに助けられる

○「野生の羊たちの黄金の羊毛を集めて持ってくるように」と命じられる。
 →葦に助けられる

○「山の頂上の水源に一番近いところから、水を汲んで持ってくるように」と命じられる。
 → 鷲に助けられる

○「小箱を持って、地上の死者の国へ行き、死者の国の女王ペルセポネの美しさを分けてもらって持ち帰りなさい」と命じられる。
 → 塔に助けられる
 神から様々な難題を出されるが、その都度、助けが入る。

 死者の国に行く。
大国主神 4.沼河比売求婚
大国主神 5.須勢理毘売の嫉妬
大国主神 6.大国主の神裔
大国主神 7.少名毘古那神との国作り
大国主神 8.大年神の神裔
葦原中国平定 1.天菩比神
葦原中国平定 2.天若日子
葦原中国平定 3.建御雷神
葦原中国平定 4.事代主神の服従
葦原中国平定 5.建御名方神の服従
葦原中国平定 6.大国主神の国譲り
邇邇芸命 1.天孫の誕生
邇邇芸命 2.猿田毘古神
邇邇芸命 3.天孫降臨
邇邇芸命 4.猿女の君
邇邇芸命 5.木花の佐久夜毘売 ---以下、2009.9.26追加---
 邇邇芸命は、嫁としてやってきた石長比売と木花の佐久夜毘売の姉妹の内、醜い姉の石長比売を親元に返してしまう。
 しかし、娘たちを送り出した親は、「石長比売を側に置けば、天つ神の御子の命は石のように堅いものとなり、そして、木花の佐久夜毘売を側に置けば、木の花が栄える如くに栄えるようになるだろう」と誓いをして献上したのだった。
 以降、天つ神の御子の命は、木の花のようにはかなくなり、寿命が短くなった。

---以上、2009.9.26追加---
---以下、2009.9.26追加---
 神と人間との区別をはっきりさせる役目をプロメテウスが買って出る。
 プロメテウスはゼウスを騙す為、牛の肉と内臓を食べられない牛の皮で包んで隠し、一方、牛の骨をおいしそうに見える牛の脂肪で覆っておいた。
 プロメテウスは、どちらを神々の取り分にするかゼウスに選ばせるが、ゼウスは全て分かった上で、おいしそうに加工してあった牛の骨の方を選ぶ。
 以降、神々の運命は骨のように朽ち果てない不滅の存在となり、人間は肉や内臓のように腐敗し朽ち果てる、限りある寿命を持った存在になった。
---以上、2009.9.26追加---
以下、2009.9.26追加
 朽ち果てるものとそうでないものとの二者択一。

 朽ち果てるものを選んだ(割り当てられた)人間は、限りある寿命を持つ存在となる。

以上、2009.9.26追加


<日本書紀>
日 本 書 紀 ギリシャ神話 備考
記載個所 内容
崇神天皇  夜麻登登母母曾(やまととももそ)毘売(びめの)(みこと)大物主(おおものぬしの)神と結婚するが、夜のみ訪れて顔が見えないので、顔を見たいとお願いすると、「櫛笥(くしげ)(※櫛を入れる箱)に入っているから、私の姿を見ても驚くな」と言われる。
 次の朝、櫛笥(くしげ)を開けて見ると小さな蛇が入っていたので、夜麻登登母母曾(やまととももそ)毘売(びめの)(みこと)は驚いてしまい、大物主(おおものぬしの)神は「恥をかかせた」と言って御諸山(みもろのやま)に帰ってしまう。
夜麻登登母母曾(やまととももそ)毘売(びめの)(みこと)は大層後悔し、どすんと座った際に箸で女陰を突いて死んでしまう。
 ある国の王の娘プシュケはエロスの妻となるが夫エロスは、夜のみ訪れるので姿を見たことがなかった。
 プシュケは姉たちに「お前の夫は本当は大蛇だ」とそそのかされ、ランプを隠しておく。
 夜更けになって訪れた夫を照らすと大蛇ではなく愛の神エロスであり、ベットの横にはエロスの持ち物である弓矢が置かれていた。
 エロスはプシュケを地上に残し、飛び去ってしまう。
 神と結婚した娘は夫の姿を見たことがない。
 夫の姿を見たことにより、二人に別れが訪れる。

 エロスは弓矢を持つ神であり、古事記の神武天皇の条の勢夜陀多良比売と大物主神の物語(※大物主神は丹塗矢に変身する)や、応神天皇の条の春山の霞壮夫の物語(※乙女の厠に弓矢をかける)との関連も伺える。




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