6-(1).生まれた神・天皇等の数とその示す内容一覧


 生まれた神・天皇の数とその示す内容の一覧表です。

 ◆拙著『古事記に隠された聖書の暗号』(たま出版)の巻末に掲載しているものと、ほぼ同じです。
 ◆項目の「示す内容」は、以下の法則に基づいて解釈を施した結果を記載しています。
   ○古事記では、生まれた神々の名前の中に物語を隠している
   ○以下の通り、生まれた数によって、その神々の名前の中にどのような物語が隠されているかが分かるように
    なっている

       ・
・・・ある一つの対象を表現している(神や土地など)
       ・
・・・それぞれが人や物などに対応している
       ・
・・・日本創成時の物語関連
       ・
12・・・旧約聖書関連
        ※各数字の倍数と約数も同じ意味を持つ
        ※物語が隠されているのは、「右の件の○○神以下、△△神以前のn(数字)神は・・・」などと言った表現で
         生まれた神の数が明示されている場合のみ。単に、「n(数字柱」とだけ記載されている場合は含まない。


※詳細については拙著を参照願います。


古事記 生まれた
子の数
記述 示す内容 備考
別天つ神五柱 5 「この三柱の神は」
「この二柱の神もまた」
「上の件の柱の神は、別天つ神」
   神ヤハウェ。イスラエルの民であることの宣言  
神世七代 2-2-2-2-2-2(計12 「この二柱の神は」
「二柱」
「上の件の○○より以下、○○より以前を、あわせて神世代という」
旧約聖書
(創世記)
天地創造の七日間  
伊邪那岐・伊邪那美 二神の結婚 2 記述なし 旧約聖書
(創世記)
カインとアベル ○伊邪那岐・伊邪那美=アダム・イブ
伊邪那岐・伊邪那美 大八島国の生成 12(神)、8(島) 「身一つにして面四つあり
」×2、
「この八島を先に生めるによりて、大島国という」
旧約聖書
(創世記)
アダムの系譜 ○神の数を数えて解釈したが、島の数が「8」であり、何か意味が隠されている可能性あり。
6(神)、6(島) 「○○島より○○島まであわせて島」 旧約聖書
(創世記)
カインの系譜  
伊邪那岐・伊邪那美 神々の生成 10 「○○神より○○神まであわせて神」   イスラエルの地  
8 「○○神より○○神まであわせて神」 日本創成期 船での海洋の移動  
4 「○○神より○○神まであわせて神」 日本創成期 中国に到着、さらに朝鮮半島への移動  
8 「○○神より○○神まであわせて神」 日本創成期 朝鮮半島での様子  
10 「○○神より○○神まであわせて神」※実際に生まれた子の数とは異なる
「共にうめる島、一十四島、三十五神」※これまでに生んだ島・神の総括
日本創成期 朝鮮半島→日本への移動 ○実数が10で記載が「八神」であるが、記載を優先
伊邪那岐・伊邪那美 火神被殺 3-3-2
(計8
「三神」
「三神」
「上の件の○○神以下、○○神以前、あわせて神は、御刀によりて生れる神なり」
日本創成期 日本での様子  
8 「○○神より○○神まで、あわせて神」 日本創成期 八部族の居住
伊邪那岐・伊邪那美 禊祓と神々の化生 12 「右の件の○○神以下、○○神以前の十二神は」 旧約聖書
(創世記)
ノアの大洪水   
14 「右の件の○○神以下、○○神以前の十四神は」 旧約聖書
(創世記)
ノアの大洪水
天照大神と須佐之男命 天の安の河の誓約 3 「三柱」
   表向きの天照大神たる3人の巫女の暗示   
5 「あわせて柱なり」    天照の正体   
須佐之男命の大蛇退治 1-2-1-1-1-1-1(計8 「二柱」
「あわせてつ名あり」
日本創成期 八部族の制圧の様子、須佐之男命  
大国主神 大国主の神裔 2-1-1-1-1-1-1-1-1-1-1(計12 「右の件の○○神以下、○○神以前を、十七世の神と申す」※須佐之男命の子も含めた記述 旧約聖書
(創世記)
ヨセフの物語 ○大国主神=ヤコブ
○現状、「17」という数字には意味がないと判断しているが、何かが隠されている可能性あり)
大国主神 大年神の神裔 5-2-10(計17) 「五柱」
「二柱」
「九神」
「上の件の○○神の子、○○神以下、○○神以前は、あわせて、十六神」
日本創成期 須佐之男命と一人目の天照大御神の巫女の話 ○実数が17で記載が「一六神」だが、記載を優先
8 「上の件の○○の子以下、○○以前は、あわせて、神」 日本創成期 一人目の天照大御神の巫女の話  
邇邇芸命 天孫の誕生 2 「二柱」     ○邇邇芸命=ヤコブ
邇邇芸命 木花の佐久夜毘姫 3 「三柱」      
火遠理命 鵜葺草葺不合命 4 「四柱」     ○火遠理命=ヨセフ

※以下より「中つ巻」
古事記 生まれた
子の数
記述 示す内容 備考
神武天皇 皇后選定 2-3 「二柱坐しき」
「三柱なり」
    ○神武=エフライム兼モーセ
綏靖天皇 1 「一柱」     ○綏靖=ヨシュア 
安寧天皇 3 「あわせて三柱のなかに」
「二王坐しき」
「二りの女ありき」
    ○安寧=エフド 
懿徳天皇 2 「二柱」     懿徳=デボラ 
孝昭天皇 2 「二柱」     ○孝昭=ギデオン
孝安天皇 2 「二柱」     ○孝安=エフタ 
孝霊天皇 1-1-4-2(計8 「一柱」
「一柱」
「四柱」
「二柱」
「あわせて柱なり」
「男王五」
「女王三」
日本創成期 一人目の天照大御神の巫女のの国引き ○孝霊=サムソン
孝元天皇 3-1-1(計5
2-1-1
9
「三柱」
「一柱」
「あわせて柱なり」
「あわせて九たり」
「男七」
「女二」
  ヤマト王権最初の王 ○孝元=サムエル
○現状、「9」という数字には意味がないと判断しているが、何かが隠されている可能性あり
 
開化天皇 1-2-1-1(計5
2
3-4-5-3(計15)
2
4
1
1
3
1
「一柱」
「二柱」
「一柱」
「一柱」
「あわせて柱なり」
「男王四」
「女王一」
「二王」
「この二王の女、五柱坐しき」(※名前の記述なし)
「三柱」
「四柱」
「五柱」
「三柱」
「○○の子、あわせて十一王なり」(※実数は15)
「二柱」
「四柱」
「三柱」
  ヤマト王権最初の王 ○開化=サウル
現状、「11」という数字には意味がないと判断しているが、何かが隠されている可能性あり 
崇神天皇 2-4-6(計12 「二柱」
「四柱」
「六柱」
「この天皇の御子等、あわせて十二柱なり」
「男王七、女王六なり」
旧約聖書
(サムエル記)
ダビデ エルサレムへ神の箱を運び入れる様子 ○崇神=ダビデ 

(※現状、子の名前に物語等が隠されているのは崇神天皇(ダビデ)までと考えているが、以下にも何らかの情報が隠されている可能性あり)
垂仁天皇 1-5-2-2-1-3-2(計16 「一柱」
「五柱」
「二柱」
「二柱」
「一柱」
「二柱」
「凡そこの天皇の御子等、十六王なり」
「男王十三、女王三なり」
     
景行天皇 5-4-2-6-1-2-1(計21 「五柱」
「凡そ○○天皇の御子等、録せるは二十一王、入れ記せざるは五十九王、あわせて八十王の中に」
     
景行天皇 倭建命の子孫 1-1-1-1-1-1(計6
1
3
1
1
1
2
「一柱」
「一柱」
「一柱」
「一柱」
「一柱」
「凡そこの○○命の御子等、あわせて柱なり」
「三柱」
「一柱」
「二柱」
     
成務天皇 1 「一柱」      
仲哀天皇 2-2 「二柱」
「二柱」
     
応神天皇 5-3-4-3-1-1-1-3-5-1(計27) 「五柱」
「三柱」
「五柱」(※実施は4)
「三柱」
「一柱」
「一柱」
「一柱」
「三柱」
「五柱」
「一柱」
「この天皇の御子等、あわせて二十六柱なり」(※実数は27)
「男王十一、女王十五」
     
応神天皇 天之日矛 1
1
1
3
2
1
「三柱」         
応神天皇 天皇の御子孫 7
2
「七王」
「二柱」
       

※以下より「下つ巻」
古事記 生まれた
子の数
記述 示す内容 備考
仁徳天皇 4-2(計6 「四柱」
「二柱」
「この○○天皇の御子等、あわせて王なり」
「男王五柱、女王一柱」
     
履中天皇 3 「三柱」      
反正天皇 2-2(計4 「二柱」
「あわせて柱なり」
     
允恭天皇 9 「九柱」
「凡そこの天皇の御子等、九柱なり」
「男王五、女王四」
     
雄略天皇 2 「二柱」      
仁賢天皇 6-1(計7 「この天皇の御子、あわせて柱なり」      
継体天皇 2-2-1-1-4-4-3(計17) 「二柱」
「二柱」
「一柱」
「一柱」
「四柱」
「四柱」
「三柱」
「この天皇の御子等、あわせて十九柱なり」(※実数は十七)
「男七、女十二」
     
宣化天皇 3-2(計5 「この天皇の御子等、あわせて王なり」
「男三、女二」
      
欽明天皇 3-1-3-13-5(計25 「三柱」
「一柱」
「三柱」
「十三柱」
「五柱」
「凡そ、この天皇の御子等、あわせて二十五王なり」
     
敏達天皇 8-2-3-4(計17)
3-2-2(計7
「八柱」
「二柱」
「三柱」
「四柱」
「この天皇の御子等、あわせて十七王の中に」
「三柱」
「二柱」
「二柱」
「あわせて王なり」
     
用明天皇 1-4-2(計7) 「一柱」
「四柱」
     





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