エル
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神々の父で、もろもろの川の源、大洋に君臨する大神。世界の創造者であり、強さと創造力を表わす「牡牛」で象徴される。
すでに引退していて、彼の世界支配権は、三人の息子により分割掌握されている。すなわち、バアルが天、モトが冥府、ヤムが海のそれぞれの支配者である。
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アシェラ(アシラト) |
エルの妻で、全ての神々の母。
動物たちの間に立つ「生命の樹」の位置に表わされている女神であり、動物たちは生命維持のためにアシェラに依存していると考えられていた。 |
モト |
死、もしくは不毛の神で、火の空でもって大地をカラカラに干上がらす神である。 |
ヤム |
生命を飲み尽くす洪水、海の神で、竜神。「海の王子」、「海流の支配者」と呼ばれる。 |
アナト |
バアルの妹にして妻で、バアルの為に身命を賭して献身する。 |