出版よもやま話


 無事、新作の発売が決まったところで、出版にいたるまでのよもやま話でも。


 当初、HPで出版社の募集をしてみたんですが、やっぱり、さっぱり、オファーは来ませんでした(笑)。

 ま、出版社の方が来ている形跡はなかったですし、「もし、オファーが来たらラッキー!」的なノリでしたんで予定通りと言えば予定通り。

 オファーは最初からあてにせずに、あらかじめ、原稿を送付する出版社もピックアップしてたんですが、1番目の候補にあげてた出版社のHPが一切更新されてないことに気付いて、「だめだこりゃ」(いかりや長介風)と思い、やめにしました。
 なんせ、「毎週更新」と書いてあるページが、ずっとほったらかし。こんないい加減な会社と取引したら、どうなることやら。HPなんて言わば、会社の顔ですからね。

 んで、あっさり、自費出版ルートを選択しました。
 もともと、印刷業者と流通業者に個別に依頼して自費出版するのも面白そうだなと思ってましたし。好きなように自由に作ってみたいという欲求もありましたし。

 ちなみに、前作の「古事記に隠された聖書の暗号」も実は、協力出版という名の自費出版。約200万、払ったんですよ。
 初版は2000部刷って、1月にようやく1000部増刷の連絡がきました。初版では印税は入ってこない契約なんで、ようやく印税が入ってくるわけですが、ものすごく安いので初任給の半分ほど。いったい、いつになったら元をとれるのやら。。。

 一方、新作の方はというと、かかった費用は、流通業者、印刷業者合わせて60万弱。んで、初版は1000部。全部売れれば、ちゃんと元とれます。

 流通業者の方は1社しか見つけられなかったので選択の余地はなかったんですが、印刷業者は3社ほど見積りをとってみたら、1社だけ70万の見積りを出してきたトコがありました。素人相手と思ってボッタクリ過ぎ。最初に見積りが返って来たのがこの会社だったんで、「そんなものなのか!?」と焦ってしまいました。やっぱり、見積りは複数から取ってみるべきですね。当たり前ですが。ちなみに、他社は30万〜40万でした。

 なお、今回、初版が1000部と前作の半分なのは、自費出版なんで、どれだけの書店が扱ってくれるのか不安だからです。
 そして、一般の出版社と自費出版とで、売上の違いを見極めるのも今回、自費出版を選択した理由の一つ。もし、今回、それなりに遜色なしに売れるのなら、次回作以降も自費出版でいきたいなと思ってます。

 もっと希望を言えば、できれば流通もやってみたいんですけどね。きっと、倉庫業者と契約して、書店、もしくは、取次店から注文が来たら、倉庫業者に発送させてるだけなんですよね(あくまで想像)。ま、そこまでするなら、まず、出版社を作れっつう話ですが。



 そんなこんなで、今回の新作の制作に係わってくれた人は以下の通り。
○文章        ・・・ 私
○編集        ・・・ 私
○イラスト      ・・・ 私
○校正        ・・・ 私
○カバーデザイン  ・・・ 私
 Special thanks 私!

 ・・・ ちなみに、このような書籍を一般的に
「同人誌」(同人書?)と呼びます(笑)。


(※一応、言っておきますが、前作と比べて内容的な遜色はないはずですよ。前作も出版社から内容に関するアドバイスは一切無かったですし。つうか、むしろ、今回の著書の方が読みやすいはず。前作は、ある程度、古事記の知識がなければ辛かったですしね。)


                                                                        (2010.1.27)


−−−−−−−−−−−−−− 以下、2010.03.15追加−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 おかげさまで、無事、販売にいたりました。

 現時点の販売状況を、前作(たま出版)と本作(自費出版)とで比べてみると以下の通り。
○予約販売(ネット書店)

 前作はアマゾンで予約販売されていましたが、今回は予約販売はなし。自費出版は予約販売してないのだろうか。
 なお、他のネット書店は「出版社に確認後、取り寄せ」扱いだったので、一応、予約販売と言えば予約販売。livedoorだけ、気がついた時には既に「予約中止」になってましたが、私が気付くより早く売れるとは思えないので最初から「予約中止」だったと思われます。

 ちなみ、取次店への見本出しから4営業日後にネット書店での書籍登録・予約販売が始まるようです。そして、店頭に出回るのは5営業日後。前作と全く同じスケジュールでした。


○店頭販売

 「今回は自費出版なので、店頭で扱ってくれないのでは?」と心配していましたが、杞憂に終わりました。
 むしろ、前作より扱ってくれる店舗数は多いくらいです。(※各書店HPの検索での調査)

 2作目なんで単純に比較できないですが、前作が影響を与えるほど売れてはいないので、まあ、あまり自費出版か否かは関係ないようですね。キャッチぃな題名(?)に2012年人類滅亡説の波に少し乗ったというところでしょうか。

 ただし、さすがに店頭での平積みはありませんでした。まあ、仕方がないですね。


 ちなみに、Jbook書籍総合ランキング50位!(3/1〜3/7)
 書籍の登録がされたのが3/5なので、実質3日間で50位とは・・・

 やるな、ワシの本。もう少しがんばれば、45位『原色美人キャスター大図鑑』を抜けるゾ!

 イヤ、しかし、そんなに大量に売れたとも思えず、売れてせいぜい2、3冊程度でしょう。
 う〜ん、この50位の価値がよー分らん・・・

 ま、とりあえず、喜んどきましょうか。
 ワーイ、やったぜ!






TOPページ