《古事記・五穀の起原 (口語訳)》 また、速須佐之男(はやすさおの)命(みこと)は、食物を大気津比売(おおげつひめの)神に求めた。 そこで大気津比売(おおげつひめの)神は、鼻や口、尻から品々のうまい食べ物を取り出して、様々に調理して差し上げた。速須佐之男(はやすさおの)命(みこと)はその行動を立ちうかがって、食物を穢(けが)して差し出すのだと思って、ただちにその大気津比売(おおげつひめの)神を殺してしまった。 そして殺された神の身体から生まれ出た物は、頭に蚕が生まれ、二つの目に稲の種が生まれ、二つの耳に粟が生まれ、鼻に小豆が生まれ、陰部に麦が生まれ、尻に大豆が生まれた。そこで神産巣日(かみむすひ)の御祖(みおやの)命(みこと)がこれらを取らせて五穀の種となさった。
《『ヨハネの黙示録』14章14-16節》 また、私は見た。見よ。白い雲が起こり、その雲には人の子のような方が乗っておられた。頭には金の冠をかぶり、手には鋭い鎌を持っておられた。 すると、もうひとりの御使いが聖所から出て来て、雲に乗っておられる方に向かって大声で叫んだ。「鎌を入れて刈り取って下さい。地の穀物は実ったので、刈り入れる時が来ましたから。」 そこで、雲に乗っておられる方が、地に鎌を入れると地は刈り取られた。
《『マタイの福音書』26章26-28節》 また、彼らが食事をしているとき、イエスはパンを取り、祝福して後、これを裂き、弟子たちに与えて言われた。「取って食べなさい。これは私の身体です。」 また、杯を取り、感謝をささげた後、こう言って彼らにお与えになった。「みな、この杯から飲みなさい。これは私の契約の血です。罪を赦すために多くの人のために流されるものです。 (※最後の晩餐の1シーン)
米、粟、小豆、麦、大豆はキリストの身体が変化したものであり、我々日本人は、それらから作られた食事をとる前に、家族全員集まって手を合わせて「いただきます」と言う。