5-(46).椿大神社の配置 |
前記事では、猿田毘古神について記載しましたが、猿田毘古神を祀る神社と言えば、椿大神社です。
椿大神社は伊勢の国の一の宮で、別名を猿田彦神社と言い猿田毘古神を祀る神社の総本社です。
創始は、社伝によれば垂仁27年のことで、倭姫命に下った神託により造営されたとされています。
この神社の名前は、非常に暗示的です。
「椿」を分解すると「木+三+人+日」です。日本の古来の読み方通り、この漢字を右から読むと「三人の日の木」となり、つまり、「三人の太陽の木」です。
「木」は神の寄り代となるもので、神そのものを象徴するものであり、「三人」でキリスト教の三位一体を暗示し、また、その神々が太陽であることも暗示しています。
正体がイエス・キリストである猿田毘古神を祀る神社の名前として、これ以上にないものとなっていることが分かります。
椿大神社は三重県鈴鹿市にある神社ですが、その配置を調べてみると以下の通りです。
まず、椿大神社には、入道ヶ嶽の山頂に磐座からなる奥の宮がありますが、「椿大神社→入道ヶ嶽」の方位角は301度。そして、そのラインを延長した先には丹後の籠神社があります。
籠神社は、記事「5-(18).広隆寺と籠神社の配置(裏内宮と裏外宮)」で、裏外宮であると指摘した神社です。
出発点 |
到達点 |
方位角 |
距離 |
椿大神社 |
入道ヶ嶽 |
301°16′44.78 |
1,958.953(m) |
椿大神社 |
籠神社 |
301°21′07.39″ |
133,230.571(m) |
※緯度経度の算出は、「MAPPLE 地図」を使用
※方位角・・・北を0度とした時の角度。東は90度、南は180度になる
※方位角と距離は、「測量計算(距離と方位角の計算)」のPGMを使用
<参考:各地点の緯度経度>
地点名 |
北緯 |
東経 |
備考 |
椿大神社 |
北緯34度57分41秒 |
東経136度27分17秒 |
|
入道ヶ嶽 |
北緯34度58分14秒 |
東経136度26分11秒 |
※山頂の座標 |
籠神社 |
北緯35度34分47秒 |
東経135度11分58秒 |
|
次に、「椿大神社→伊勢神宮(内宮)」と「気比神宮→椿大神社」の方位角は共に156度。つまり、「伊勢神宮(内宮)−椿大神社−気比神宮」は一直線に並んでいます。
なお、気比神宮は、記事「5‐(7).伊勢神宮の配置の秘密(グランドクロス)」にて記載した、グランドクロスの縦木の最下端に位置する神社です。
出発点 |
到達点 |
方位角 |
距離 |
椿大神社 |
伊勢神宮(内宮) |
155°59′35.40″ |
61,863.172(m) |
気比神宮 |
椿大神社 |
155°45′35.83″ |
83,916.608(m) |
<参考:各地点の緯度経度>
地点名 |
北緯 |
東経 |
備考 |
伊勢神宮(内宮) |
北緯34度27分6秒 |
東経136度43分43秒 |
|
気比神宮 |
北緯35度39分6秒 |
東経136度4分39秒 |
|
また、記事「5‐(32).稲荷神社と『ヨハネの黙示録』(その3)」等で『ヨハネの黙示録』との関連を指摘した伏見稲荷大社は、椿大神社の真西に位置します。(方位角は270度)
出発点 |
到達点 |
方位角 |
距離 |
椿大神社 |
伏見稲荷大社 |
270°27′03.00″ |
61,977.813(m) |
<参考:各地点の緯度経度>
地点名 |
北緯 |
東経 |
備考 |
伏見稲荷大社 |
北緯34度57分50秒 |
東経135度46分34秒 |
|
稲荷山 |
北緯34度57分50秒 |
東経135度47分18秒 |
※山頂の座標 |
ちなみに、伏見稲荷大社は、この神社がふもとに位置する稲荷山の山頂の真西に配置されています。方位角を計算するまでもなく、上記表の通り全くの同緯度です。
つまり、「伏見稲荷大社-稲荷山-椿大神社」は水平に一直線に並んでいることになります。
最後に、「椿大神社→熱田神宮」の方位角は66度になっています。
出発点 |
到達点 |
方位角 |
距離 |
椿大神社 |
熱田神宮 |
66°26′56.94″ |
45,434.882(m) |
<参考:各地点の緯度経度>
地点名 |
北緯 |
東経 |
備考 |
熱田神宮 |
北緯35度7分27秒 |
東経136度54分42秒 |
|
66度という方位角のラインは、今まで他の記事で見てきたように重要な神社等では必ずと言っていいほど出てきました。伊勢のグランドクロスしかり、広隆寺しかり、大和三山しかり。
この方位角は、地球の地軸の傾きである23.4度をを意識した方位角であり(※90度-23.4度≒66度)、おそらく、奥義の一つとして認識されていたのでしょう。
そもそも、地球が丸いこと、及び、地軸の傾きを知らなければ、このような綿密な位置関係で神社を配置することができません。
以上の内容を地図上に記載すると以下の通りとなります。
以上、椿大神社は、正体がイエス・キリストである猿田毘古神を祀る神社の総本社らしく、他の重要な神社との位置関係を綿密に計算して配置されていることが分かります。
|
|
|