私は、天が開かれているのを見た。そして、一頭の白い馬が現れたではないか。その馬に乗っている騎士は、「信頼でき真実なる者」と呼ばれており、彼は正義をもって裁き、戦う。
その目は火の炎であり、その頭には多くの冠が戴かれていて、彼以外は誰も知らない1つの名前が書かれていた。
彼は血で染められた衣を身にまとい、その名前は「神の言葉」と呼ばれた。
天の軍勢が、白く清い麻布の衣を身につけ、白い馬に乗って彼に従っていた。
彼の口からは鋭い太刀が出ている。その太刀で諸民族を打つためである。この者が、鉄の杖でもって彼らを支配する。また、この者が、全能者なる神の激した怒りの葡萄酒の酒ぶねを踏む。
その者の衣にも股にも、「王たちの王、主たちの主」という名前が書かれている。
〜(中略)〜
私はまた、かの獣と地上の王たちとその軍勢とが、馬に乗った騎士とその軍勢とに戦いを挑むために、結集しているのを見た。
しかし、獣は捕らえられた。また、この獣の面前でもろもろの徴を行って、獣の刻印を受けた者たちや獣の像を礼拝する者たちを惑わしたかの偽預言者も、獣と一緒に捕らえられた。これら両者は、生きながらに、硫黄の燃えている火の池に投げ込まれた。 |