神　名	生まれ出た場所	生命の樹	三位一体
天照大御神(あまてらすおみかみ)	左目	慈悲の柱	子イエス・キリスト
月読(つくよみの)命(みこと)	右目	峻厳の柱	聖霊
須佐之男(すさのおの)命(みこと)	鼻	均衡の柱	父ヤハウェ

天照大御神(あまてらすおみかみ)に仕える三人の巫女

一人目の巫女（和久産日(わくむすひの)神）

ニ人目の巫女（倭姫(やまとひめの)命(みこと)）

三人目の巫女（神功(じんぐう)皇后）

キリスト教の三位一体	天照大御神(あまてらすおみかみ)の三人の巫女
父ヤハウェ	一人目の巫女（和久産日(わくむすひの)神）
子イエス・キリスト	ニ人目の巫女（倭姫(やまとひめの)命(みこと)）
聖霊	三人目の巫女（神功(じんぐう)皇后）

※本記事を読んだだけでは、この表の内容が、先に記載した「天照大御神(あまてらすおみかみ)には、三人の巫女が合祀」という内容と矛盾を感じるかも知れませんが、その点については、記事「5‐（20）．伊勢神宮で祀られている神々の正体（まとめ）」をご覧下さい。

天照国照彦(あまてるくにてるひこ)天火明(あめのほあかり)櫛玉(くしたま)饒芸速日(にぎはやひの)尊(みこと)、またの名は天火明(あめのほあかりの)命(みこと)、またの名は天照国照彦(あまてるくにてるひこ)天火明(あめのほあかりの)尊(みこと)、またはいう、饒芸速日(にぎはやひの)命(みこと)、またの名は■杵磯丹(たきいそに)杵穂(きほの)命(みこと)。 　※■＝

邇芸速日(にぎはやひの)命(みこと)の別名は 　　　�@天照国照彦(あまてるくにてるひこ)天火明(あめのほあかり)櫛玉(くしたま)饒芸速日(にぎはやひの)尊(みこと) 　　　�A天火明(あめのほあかりの)命(みこと) 　　　�B天照国照彦(あまてるくにてるひこ)天火明(あめのほあかりの)尊(みこと) 　　　�C■杵磯丹(たきいそに)杵穂(きほの)命(みこと)

彦火明(ひこほあかりの)命(みこと) 　＜別名＞ 　　　　�@天火明(あめのほあかりの)命(みこと) 　　　　�A天照御魂(あまてるみたまの)神 　　　　�B天照国照彦(あまてるくにてるひこ)天火明(あめのほあかりの)命(みこと) 　　　　�C饒芸速日(にぎはやひの)命(みこと) 　　　　�D加茂別雷(かものわけいかづちの)神　（極秘伝） 　　　　�E丹波道主(たんばのみちのうしの)王 　＜その他＞ 　　　　�@彦火火出見(ひこほほでみの)命(みこと)の弟 　　　　�A大汝(おおなむぢの)命(みこと)の子 　※こちらのページの記載内容を整理したものです。

　こちらも、「先代旧事本紀巻第五　天孫本紀」と似た内容で、さらにプラスαの情報があることが分かります。


　以下では、この籠(この)神社のＨＰの内容を元に検討していきたいと思います。

　まず、＜別名＞の「�@天火明(あめのほあかりの)命(みこと)」は、天照大御神(あまてらすおみかみ)の子の天忍穂耳(あめのおしほみみの)命(みこと)の子。弟は天孫降臨した邇邇芸(ににぎの)命(みこと)です。

　　　　　　　　　　　　　　　　

　しかし、＜その他＞には「�@彦火火出見(ひこほほでみの)命(みこと)の弟」とも記載されています。この彦火火出見(ひこほほでみの)命(みこと)は上の系譜の穂穂手見(ほほでみの)命(みこと)のことで、天火明(あめのほあかりの)命(みこと)が穂穂手見(ほほでみの)命(みこと)の弟であるはずがありません。

　また、＜その他＞では「�A大汝(おおなむぢの)命(みこと)の子」であるともされています。大汝(おおなむぢの)命(みこと)は大国主(おおくにぬしの)命(みこと)のことで、国津神の代表的な存在であり、やはり矛盾が見られます。


　所詮、伝承ですから、矛盾していても仕方ないでしょうか。

　いいえ、そうではありません。これらの矛盾を整合性の合うように説明する方法があります。

　そもそも、主祭神である彦火明(ひこほあかりの)命(みこと)を一人の人物であると考えるから矛盾が生じてしまうのです。複数の人物が合祀されているのだと考えれば矛盾は解消します。

　分かり易いところから見れば、まず、＜別名＞の「�A天照御魂(あまてるみたまの)神」です。これは、記事「５−（25）．木嶋坐天照御魂神社と天照御魂神」に記載したように、三位一体の聖霊に相当する神です。

　となると、聖霊がいるのであれば、父と子もいなければなりません。

　そうして、父に相当するのが＜別名＞の「�@天火明(あめのほあかりの)命(みこと)」で、子に相当するのが＜その他＞の「�@彦火火出見(ひこほほでみの)命(みこと)の弟」と考えれば、世代的に辻褄が合います。

　これをさらに検証してみましょう。


　まず、天火明(あめのほあかりの)命(みこと)の親の天忍穂耳(あめのおしほみみの)命(みこと)ですが、拙著に記載した通り、その正体は崇神天皇。そして、その子の邇邇芸(ににぎの)命(みこと)は次代の垂仁天皇です。

　父ヤハウェに対応する須佐之男(すさのおの)命(みこと)は崇神天皇の御世に新羅から渡来して国作りに協力し、そして、その次の垂仁天皇の後を継いで景行天皇になっていますから（※詳細は拙著参照）、「天火明(あめのほあかりの)命(みこと)＝須佐之男(すさのおの)命(みこと)」で間違いないでしょう。

　なお、古事記の神話時代の系譜は旧約聖書の系譜に合わせて変更がなされていますので、親子関係や兄弟関係にとらわれる必要はありません。「同世代の人物」といった認識で問題ありません。


　次に、「�@彦火火出見(ひこほほでみの)命(みこと)の弟」の方ですが、彦火火出見(ひこほほでみの)命(みこと)の正体は仲哀天皇です。その仲哀天皇と同世代の人物と言えば、須佐之男(すさのおの)命(みこと)の子の邇芸速日(にぎはやひの)命(みこと)です。邇芸速日(にぎはやひの)命(みこと)は景行天皇（須佐之男(すさのおの)命(みこと)）の後を継いで成務天皇になっており、さらにその次の天皇が仲哀天皇となります。

※詳細は以下の記事を参照願います。 　　　「5−（12）．浦嶋太郎の正体（その１）」、「5−（13）．浦嶋太郎の正体（その２）」、 　　　「5−（14）．浦嶋太郎の正体（その３）」、「5−（15）．浦嶋太郎の正体（その４）」、 　　「5−（16）．浦嶋太郎の正体（その５）」、「5−（21）．天照大御神の一人目の巫女の死因」

天照国照彦(あまてるくにてるひこ)	天照大御神(あまてらすおみかみ)と同等の名なのでイエス・キリストのこと
天火明(あめのほあかり)	須佐之男(すさのおの)命(みこと)のことで、三位一体の父に相当
櫛玉(くしたま)	「奇(く)し（※霊妙な）魂」という意味で、三位一体の聖霊のこと
饒芸速日(にぎはやひの)尊(みこと)	須佐之男(すさのおの)命(みこと)の子であり、三位一体の子に相当

イエス・キリストと須佐之男(すさのおの)命(みこと)（父）と櫛玉(くしたま)（聖霊）と饒芸速日(にぎはやひの)尊(みこと)（子）

「こは天照大神(あまてらすおほみかみ)の御心ぞ、また、底筒男(そこつつのを)、中筒男(なかつつのを)、表筒男(うはつつのを)の三柱の大神ぞ」

○底筒之男(そこつつのをの)命(みこと)・・・邇芸速日(にぎはやひの)命(みこと)（子イエス・キリスト） ○中筒之男(なかつつのをの)命(みこと)・・・聖霊 ○上筒之男(うわつつのをの)命(みこと)・・・須佐之男(すさのおの)命(みこと)（父ヤハウェ）

神社名	祭神	所在地
鏡作坐(かがみつくりにます)天照御魂(あまてるみたま)神社	天照国照彦(あまてるくにてるひこ)天火明(あめのほあかりの)命(みこと) 天石凝姥(あめのいしこりどめの)命(みこと) 天児屋根(あめのこやねの)命(みこと)	奈良県磯城郡
他田坐(おさだにます)天照御魂(あまてるみたま)神社	天照御魂(あまてるみたまの)神	奈良県桜井市
木嶋坐天照御魂(このしまにますあまてるみたま)神社	＜本殿＞ 天之御中主(あめのみなかぬしの)命(みこと) 大国魂(おおくにたまの)神 穂々出見(ほほでみの)命(みこと) 鵜茅葺不合(うがやふきあえずの)命(みこと) ＜東本殿＞ 保食(うけもちの)神 木花咲耶姫 雄略天皇 ※祭神の中にはいませんが、三柱鳥居に祀られていると思われます。	京都市右京区
新屋坐(にいやにます)天照御魂(あまてるみたま)神社（西福井）	天照皇(あまてらすすめ)御魂大神(みたまのおおみかみ) 天照国照彦(あまてるくにてるひこ)天火明(あめのほあかりの)命(みこと)	大阪府茨木市西福井
新屋坐(にいやにます)天照御魂(あまてるみたま)神社（宿久庄）	天照皇(あまてらすすめ)大神(おおみかみ) 天照国照彦(あまてるくにてるひこ)天火明(あめのほあかりの)命(みこと)	大阪府茨木市宿久庄
新屋坐(にいやにます)天照御魂(あまてるみたま)神社（西河原）	天照国照彦(あまてるくにてるひこ)天火明(あめのほあかりの)命(みこと) 天児屋根(あめのこやねの)命(みこと)（相殿） 建御名方(ためみなかたの)命(みこと)（相殿）	大阪府茨木市西河原
住吉大社	底筒男(そこつつのをの)命(みこと)、中筒男(なかつつのをの)命(みこと)、表筒男(うはつつのをの)命(みこと) 息長足姫(おきながたらしひめの)命(みこと)（神功(じんぐう)皇后）	大阪府住吉区
天照玉命(あまてるたまのみこと)神社	天照国照彦(あまてるくにてるひこ)天火明(あめのほあかり)櫛玉(くしたま)饒芸速日(にぎはやひの)尊(みこと)	京都市福知山市
籠(この)神社	彦火明(ひこほあかりの)命(みこと)	京都市宮津市
粒坐(いいほにいます)天照(あまてらす)神社	天照国照彦(あまてるくにてるひこ)天火明(あめのほあかりの)命(みこと)	兵庫県竜野市
伊勢天照御祖(いせあまてらすみおや)神社	天照国照彦(あまてるくにてるひこ)天火明(あめのほあかりの)尊(みこと)	福岡県久留米市
天照神社	天照国照彦(あまてるくにてるひこ)天火明(あめのほあかり)櫛玉(くしたま)饒芸速日(にぎはやひの)尊(みこと) 八幡大神 春日大神 応神天皇 天児屋根(あめのこやねの)命(みこと)	福岡県鞍手郡
阿麻■留(あまてる)神社 ■・・・「氏」の下に「一」	天照(あまてる)大神(おおみかみ)	長崎県対馬

※他にもあると思われます。