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 5-(74).猿田毘古神=イエス・キリスト(その11)

 ※当記事は(その1)(その2)(その3)(その4)(その5)(その6)(その7)(その8)(その9)(その10)からの続き


7.猿田毘古神が祀られる神社

(5).伏見稲荷大社

 伏見稲荷大社は、京都市伏見区にある神社で、全国の稲荷神社の総本社です。

 主祭神は宇迦之御魂(うかのみたまの)大神で、配神は、大宮能売(おおみやのめの)大神、佐田彦(さたひこの)大神、田中(たなかの)大神、四之(しの)大神。この5柱を合わせて、稲荷大神と称します。

 また、当社本殿の後背にそびえる稲荷山の頂上には上社、その他の峯に中社、下社、田中社他があり、稲荷山を中心とする信仰が基礎としてあることが分かります。

 そして、稲荷山の麓にある本殿には、5柱の神が次のように配置されています。なお、本殿自体は西向きなので、北は向かって左ということになります。
最北座 田中(たなかの)大神
北座 佐田彦(さたひこの)大神
中座 宇迦之御魂(うかのみたまの)大神
南座 大宮能売(おおみやのめの)大神
最南座 四之(しの)大神
 聞き慣れない神が多いですが、順に見て行きましょう。

 まず、最北座の田中(たなかの)大神です。

 この神は謎の神で、『古事記』や『日本書紀』には登場しませんし、その素性は全く不明で、かつ、どのような経緯で伏見稲荷大社に祀られることになったのかすら明確でないようです(*12)。

 私は、伏見稲荷大社の主祭神である宇迦之御魂(うかのみたまの)大神を、『ヨハネの黙示録』に描かれた「再臨のキリスト」であると考えていますが(詳細は後述)、田中(たなかの)大神もやはり、『ヨハネの黙示録』を参考にすれば、その正体が見えて来ることになります。

 田中(たなかの)大神は、その名の通り、「田の中の大神」です。そして、田の中にいる神といえば、案山子(かかし)。『古事記』の記述に従えば、「山田の曽富騰(そほど)」(※そほどは、案山子(かかし)の古語)で、その名は久延毘古(くえびこ)です。

 『ヨハネの黙示録』では、他の記事でも記載した通り、人々を穀物にたとえ、「再臨したキリスト」は、良い実をならせた人々を刈り取る姿で描かれます(14章14-16節)。

 そして、人々が穀物ならば、この世は、穀物が育つ
田んぼになり、その田んぼで、両手を広げて十字形になり、穀物が育つ姿を見守っている案山子(かかし)は、「この世の終末まで、人々が成長し、良い実をならせるのを見守っているイエス・キリスト」を象徴したものに他なりません(※詳細は、記事「5-(37).案山子が象徴するもの」を参照)。

 よって、田中(たなかの)大神は、案山子(かかし)久延毘古(くえびこ)であり、その真の正体は、
「人々の成長を見守っているイエス・キリスト」なのです。
(*12)『イチから知りたい日本の神さまA 稲荷大神』 (中村陽(監修)/戎光祥出版/2009) P.56


 次に、佐田彦(さたひこの)大神です。

 この神も謎の神なのですが、その名称から、猿田毘古神と同一視されることが多いようです。「サルタヒコ」から「ル」が抜け落ちれば、「サタヒコ」になります。

 私も、佐田彦(さたひこの)大神は猿田毘古神であると考えます。そして、そう考えれば、(その10)で記載した同緯度に配置されている伏見稲荷大社、椿大神社、秋葉神社(下社)には全て、猿田毘古神が祀られていることになります。

     

 なお、これまで述べて来た通り、猿田毘古神は漁の最中に死亡した神であり、それはつまり、布教の最中に死亡したイエス・キリストを表しています。


 続いて、宇迦之御魂(うかのみたまの)大神ですが、こちらも何度も述べて来た通り、その正体は「再臨のキリスト」です。宇迦之御魂(うかのみたまの)大神は「鎌を持ち、稲束を背負った姿」で描かれるのが定番ですが、それは、
「良い実を成らせた穀物(=人々)を刈り取った後の姿」が表現されたものです。


 以上のように、結局、最北座から中座までの3柱の神は、結局、全てイエス・キリストということになりますが、この順番にも重要な意味が隠されています。

 『ヨハネの黙示録』には、以下の記述があります。
『ヨハネの黙示録』 1章8節 (新共同訳)
 神である主、今おられ、かつておられ、やがて来られる方、全能者がこう言われる。「わたしはアルファであり、オメガである。」
 この記述の「神である主」はヨハネの前に現れたイエス・キリストのことですが、「今おられ、かつておられ、やがて来られる方」が、先に説明した三柱の神に次のように対応しています。
『ヨハネの黙示録』 伏見稲荷大社 備考
今おられ 田中(たなかの)大神 田の中(=この世)で人々の成長を見守っているイエス・キリスト
かつておられ 佐田彦(さたひこの)大神 猿田毘古神で、漁(=布教)の最中に死亡したイエス・キリスト
やがて来られる方 宇迦之御魂(うかのみたまの)大神 この世の終末に、良い実を成らせた穀物(=人々)を刈り取る「再臨のキリスト」
 仏教的な表現を使えば、「現在仏=田中(たなかの)大神」、「過去仏=佐田彦(さたひこの)大神」、「未来仏=宇迦之御魂(うかのみたまの)大神」というところでしょうか。


 さて、続いて、残りの2神も解釈して行きたいと思います。

 まず、大宮能売(おおみやのめの)大神です。

 この神の名前を分かり易い漢字に直せば「大宮之女」で、「大いなる宮の女」という意味になります。そして、『ヨハネの黙示録』の記述を前提にすれば、「大いなる宮」とは
「新しいエルサレム」に他なりません。

 「新しいエルサレム」は、いわゆる「最後の審判」の後、天から降って来るとされる聖なる都エルサレムです。

 そして、この「新しいエルサレム」は、以下の通り、女性として描かれています。
『ヨハネの黙示録』 21章9-11節 (新共同訳)
 さて、最後の七つの災いに満ちた七つの鉢を持つ七人の天使がいたが、その中の一人が来て、私に語りかけてこう言った。「ここへ来なさい。小羊の妻である花嫁を見せてあげよう。」この天使が、霊”に満たされた私を大きな高い山に連れて行き、聖なる都エルサレムが神のもとを離れて、天から下って来るのを見せた。都は神の栄光に輝いていた。その輝きは、最高の宝石のようであり、透き通った碧玉のようであった。 (※以下、新しいエルサレムの描写が続く)
 ここで、聖なる都エルサレムは、「小羊の妻である花嫁」と表現されており、つまりは女性です。

 以上、「大いなる宮の女」、大宮能売(おおみやのめの)大神の正体は、
「小羊(=イエス・キリスト)の花嫁である聖なる都エルサレム」なのです。

 なお、大宮能売(おおみやのめの)大神も『古事記』や『日本書紀』には登場しませんが、『延喜式』祝詞の大殿祭では、宮殿内が平穏であるように守護する働きを持つ神と称えられています(*13)。

 ご存知の方も多いと思いますが、「エルサレム」は「イール・シャローム」(平和の町)を意味します(*14)。大宮能売(おおみやのめの)大神が
平穏であるように守護する働きを持つ」とされるのも当然でしょう。
(*13)『イチから知りたい日本の神さまA 稲荷大神』 (中村陽(監修)/戎光祥出版/2009) P.55
(*14)Wikipedia「エルサレム


 次に、四之(しの)大神ですが、これも謎。はっきり言って、ヒントが「四」しかない神です。

 しかし、他の神々がキリスト教、特に、『ヨハネの黙示録』に基づいたものならば、やはり、四之(しの)大神も同様でしょう。

 そして、結論から言えば、四之(しの)大神の正体は、
神の戦車「メルカバー」です。

 まずは、『ヨハネの黙示録』の該当記述を見てみましょう。
『ヨハネの黙示録』 4章6-9節 (新共同訳)
 この玉座の中央とその周りに四つの生き物がいたが、前にも後ろにも一面に目があった。第一の生き物は獅子のようであり、第二の生き物は若い雄牛のようで、第三の生き物は人間のような顔を持ち第四の生き物は空を飛ぶ鷲のようであった。この四つの生き物には、それぞれ六つの翼があり、その周りにも内側にも、一面に目があった。彼らは、昼も夜も絶え間なく言い続けた
 
「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、
 全能者である神、主、
 かつておられ、今おられ、やがて来られる方。」

 玉座に座っておられ、世々限りなく生きておられる方に、これらの生き物が、
栄光と誉れをたたえて感謝をささげると、二十四人の長老は、玉座に着いておられる方の前にひれ伏して、世々限りなく生きておられる方を礼拝し、自分たちの冠を玉座の前に投げ出して言った。
 これは、ヨハネが視た、神の玉座の周りの様子ですが、一面に目がある奇妙な「四つの生き物」が描かれています。そして、その生き物たちは、それぞれ、獅子、雄牛、人間、鷲という特徴を持っているようです。

 これは、神の乗り物である
「メルカバー」(※「神の戦車」、「天の車」、また、「聖なる神の玉座」とも言われる)と呼ばれるもので、『ヨハネの黙示録』以外にも、『エゼキエル書』(1章)にも登場します(*15)。

 これが、四之(しの)大神の正体であり、この四之(しの)大神が、それぞれ、現在、過去、未来のイエス・キリストである田中(たなかの)大神、佐田彦(さたひこの)大神、宇迦之御魂(うかのみたまの)大神のそばにいて、「昼も夜も絶え間なく」

     
「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、
     全能者である神、主、
     
かつておられ、今おられ、やがて来られる方。」

と、「栄光と誉れをたたえて感謝をささげ」続けているのです。

 なお、上記の『ヨハネの黙示録』の記述は、あくまでの玉座の様子で、メルカバーが賛美しているのはであってイエス・キリストではないのですが、三位一体の概念のあるキリスト教では結局、同じことになります。
(*15)Wikipedia「メルカバー


 ちなみに、イエス・キリストに語りかけているのは、四之(しの)大神(メルカバー)だけではありません。『ヨハネの黙示録』では、小羊の花嫁である聖なる都エルサレムも祈りの言葉を語りかけています。
『ヨハネの黙示録』 22章17節 (新共同訳)
 霊″と花嫁とが言う。「来て下さい」と。渇いている者は来るがよい。命の水が欲しい者は、(あたい)なしに飲むがよい。
 ここでは、イエス・キリストが再臨するよう、花嫁が「来て下さい」と祈りを捧げています。

 伏見稲荷大社の主祭神は、「再臨のキリスト」である宇迦之御魂(うかのみたまの)大神。

 そして、稲荷の「いなり」は、「山背国風土記」逸文の伊奈利社(いなりしゃ)条に見られる、「伊禰(いね)奈利(なり)()ひき」という文章に由来し、「いねなり → いなり」です。

 この「伊禰(いね)奈利(なり)()ひき」は、現代語にすると「イネが成りました」、「イネが実りました」という意味ですが、これも、『ヨハネの黙示録』に対応する記述があります。
『ヨハネの黙示録』 14章14-15節 (新共同訳)
  また、わたしが見ていると、見よ。白い雲が現れて、人の子のような方がその雲の上に座っており、頭には金の冠をかぶり、手には鋭い鎌を持っておられた。すると、別の天使が神殿から出て来て、雲の上に座っておられる方に向かって大声で叫んだ。「鎌を入れて、刈り取って下さい。刈り入れの時が来ました。地上の穀物は実っています。」
 「地上の穀物は実っています」が該当の記述であり、これは、天使が再臨のキリストに穀物(=良い実をならせた人々)を刈り取ることを誘う言葉です。そして、上記の「イネ」ももちろん穀物であり、日本での代表的な穀物であり、生活に密接に関連しているイネが、その訳に使用されたのでしょう。

 つまり、主祭神が「再臨のキリスト」である伏見稲荷大社は、イエス・キリストが再臨して刈り入れをし、神の御国を到来させることを誘う名称となっているのです。


 以上、謎とされる伏見稲荷大社の祭神たちですが、『ヨハネの黙示録』を前提に解釈すれば、おそろしくスッキリと読み解くことが出来ることが分かると思います。

宇迦之御魂(うかのみたまの)大神が「再臨のキリスト」であること、及び、伏見稲荷大社と『ヨハネの黙示録』との、その他関連事項については以下の記事を参照願います。
○記事「5-(32).稲荷神社と「ヨハネの黙示録」(その1)
○記事「5-(33).稲荷神社と「ヨハネの黙示録」(その2)
○記事「5-(34).稲荷神社と「ヨハネの黙示録」(その3)

○記事「5-(35).稲荷神社と「ヨハネの黙示録」(その4)
○記事「5-(36).稲荷神社と「ヨハネの黙示録」(その5)





 さて、長らく、猿田毘古神について論じてきましたが、おそらく、その謎をかなり解くことが出来たのではないかと思っています。

 しかし、若干の積み残しを感じている点があるのも事実で、最後に、その2点について簡単に記載して終わりにしたいと思います。

○猿田彦神社

 伊勢神宮の内宮と外宮の間にある神社で、かつては、邸宅内の屋敷神として祀られていたものが明治時代になって神社にされたものです。

 そして、元伊勢の一つで、以下の記事でグランドクロスの原型ではないかとしている元伊勢三社でも、やはり、内宮と外宮の間に猿田彦神社があります。

  ○記事「5-(11).元伊勢三社の配置(十字架のなごり)

 もしかすると、内宮と外宮の間に猿田彦神社を配置する何らかの理由があるのかも知れません。


○阿射加神社

 松阪市小阿坂町、及び、大阿坂町にある神社で、『古事記』において、猿田毘古神が漁をしていて死亡したと記述されている「阿耶訶(あざか)」にあります。

 この2社は、以下の通り、椿大神社とほぼ同経度に位置しています。こちらも、何か意味があるかも知れません。
<参考:各地点の緯度経度>
地点名 北緯 東経 備考
阿射加神社(小阿坂) 北緯34度35分27秒 東経136度28分07秒    
阿射加神社(大阿坂 北緯34度35分54秒 東経136度28分06秒   
椿大神社 北緯34度57分41秒 東経136度27分17秒    


 以上



◆参考文献等
書 名 等 著 者 出 版 社
『イチから知りたい日本の神さまA 稲荷大神』

中村陽(監修 戎光祥出版







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